Q&A
それぞれの項目をクリック(またはタップ)すると答えが出ます。
旧称・スルーザグリーンのこと。
「ティーイングエリア、バンカー、パッティンググリーン及び、すべてのペナルティーエリアを除いた、コース内のすべての場所」のこと。
2019年のルール改訂により、旧称・スルーザグリーンは『ジェネラルエリア』と名称が変更されました。
ジェネラルエリアだけ、ボールを6インチ動かせるということ
<状況>
プライベートゴルフコンペの朝のルール説明で、幹事の方が「ジェネラルエリア オール6インチOK」と伝えていたが意味が分からなかった。
「ジェネラルエリア6インチ」とは、どういった意味なの?
<意味>
旧称「スルーザグリーン 6インチ」のこと。
「ジェネラルエリア 6インチ」のことを、2018年までは「スルーザグリーン 6インチ」と言っていた。
ローカルルールとして、ボールがジェネラルエリアにあるときだけ、そのボールを6インチの範囲内で動かして置く(プレースする)ことができるという意味。
1インチ = 2.54 cm なので、6インチは 『 約15 cm 』
ホールに近づかない6インチ( 約 15 cm )以内の場所にボールをプレース(置く)することができ、その際、ボールを拾い上げて拭くこともできるのが一般的なローカルルール。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
打球を長く伸びたラフの中に打ち込んでしまい、ボールを探すうちに、うっかり蹴とばしてしまった。
<ルール>2019年ルール改訂
林やラフや草むら、枯葉の積もっている中などでボールを探しているときに、プレーヤーや自分のキャディー、同伴競技者などが、うっかりボールを動かしてしまうケースがあります。
そのボールは、元の位置にリプレースすれば、誰にも罰は課せられません。
なお、リプレースせずに動いた位置からプレーしてしまうと2ペナ(2罰打)になります。
【処置(措置)】
元の位置に “リプレース” してプレーする。
[改訂前(2018年まで)のルール]
プレーヤーやそのキャディー(共用キャディーを含む)、あるいはキャディーバッグ、タオル、カートなどの携帯品が自分のゴルフボールを動かした場合は1罰打となる。
それが故意であるかどうかは問題ではない。
他人のゴルフボールをけった場合には、誰にもペナルティーはなく、元の位置にリプレースすればいい。
自分のボールを動かした場合は、1罰打でリプレース。
もし、そのままプレーを続けると、2罰打となる。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
自分の打球の近くに別のボールがあった。
誰かの紛失球だと思い、ボールを拾い上げたら、同伴競技者のものだった。
<ルール>
同伴競技者のゴルフボールを知らずにけとばしたり、拾い上げても罰はない。
【処置(措置)】
元の位置にリプレースする。
1ペナルティ(1罰打)
<状況>
ボールはフェアウェーにあったが、落ちていた小枝に寄りかかる形で止まっていた。
小枝を取り除いたら、ボールが動いてしまった。
<ルール>
ボールのまわりに枯葉などがあっても、ボールが動いてしまうようなら動かせない。
【処置(措置)】
1罰打を加え、元に戻してプレーする。
枯れ枝、木の葉はルースインペディメントなので取り除いてもいい。
しかし、それによってボールが動いてしまうと1ペナルティーとなり、元の位置に戻してプレーする。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
ティーショットが深いラフに入り、3分間探したがボールは見つからなかった。
仕方がないので、あると思われた場所にドロップしてプレーを続けた。
<ルール>2019年ルール改訂
前進2罰打がローカルルールで認められるようになった。
これにより、打ち直しに戻らなくてもよく、ドロップしたボールを第4打(最初の1打+2罰打+これから打つ1打=4打目)としてプレーを続行できる。
【処置(措置)】
ドロップしたボールで、次打を4打目としてプレーを続ける。
ドロップしたボールを打った後に初球が見つかっても、初球は紛失球扱いとなるため、打ったボールでプレーを続行しなければならない。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
深いラフに入ったボールをやっと見つけ、リカバリーショットを打ったが、気がついたら探しはじめて3分以上経っていた。
<ルール>2019年ルール改訂
探し始めてから3分(2018年までは5分)経過したボールは、ロストボール(紛失球)扱いとなる。
見つかったボールは、「すでにインプレーのボールではなくなっている」ため、誤球のプレーとなり2罰打となる。
誤球のプレーは、どんな場合でも必ず訂正(やり直し)しなければならない。
この誤りを訂正せず、そのホールを終え、次のティーイングエリアからプレーしてしまうと、競技失格となる。
【処置(措置)】
誤球の2罰打を加えて、ロストボールになった場所から前進2罰打のローカルルールを適用して打ち直すか、ロストボールになる前の場所に戻って打ち直す。
自分のボールかどうかを確認するために、そこまで行く時間を含めてさらに1分間の時間が認められている。
<状況>
ボールを探し始めてから3分になりそうな時に、遠方で同伴競技者がボールを見つけてくれた。
しかし、そこまで行くと3分超えてしまうのだが・・・。
【処置(措置)】
1分以内に確認出来た場合は無罰でプレーを続ける。
(1分以内にたどり着いて確認できなければロストボールとなる)
1球目の球には暫定球をプレーする意思を伝えていたので、1球目をプレーしなければならない。
<状況>
ティショットはOBの可能性があったので、暫定球を宣言してプレーしたが、その球も同じような場所に飛んでいった。
今度は何も言わずに、さらに別のボールをティーショットし、その球はフェアウェーに止まった。
最初のボールを見に行くと2球ともセーフだった。
このケース、どのボールをプレーすればよいか?
今回の場合、3球目のボールを何も告げずに打ってしまったのですが、2球目は暫定球をプレーする意思を告げてからプレーされているので、1球目が見つかったため1球目のボールをプレーしなければならないのです。
誤所へドロップしただけでは罰は付かない
プレーする前なので無罰で訂正できる
誤所にドロップされたりプレースされた球は、それをプレーする前であれば、罰なしに拾い上げることができる。
その後で、プレーヤーは正しい処置をとらなければならない。
<状況>
セカンドショットがOBになったので別の球をドロップしたが、同伴競技者に「明らかに前にプレーした地点よりホールに近い所だ」と指摘された。
罰は付くのか?
<誤所へドロップしたボールを打ってしまった場合の措置>
「誤所からのプレー」となってしまい、ストロークプレーでは2ペナルティ(2打の罰)を受ける。
また、誤所からのプレーの重大な違反でなかった場合は、競技者は誤りを訂正することなく、誤所からプレーされた球でそのホールを終えなければならない。
マッチプレーでは、そのホールの負けとなる。
<重大な違反であるかもしれない場合の措置>
競技者が誤所からのプレーをしていたことが分かり、しかもそれが重大な違反であるかもしれないと思った場合にとらなければいけない措置(処置/方法)。
アンプレヤブルで木の真下からプレーできる
今回の例では、自分のボールであることが確認できているのでアンプレヤブルすることができる。
<状況>
ティーショットしたボールがフェアウェーの木に当たったが、そのボールは下に落ちてこなかった。
木の真下に行ってみると、木の枝に挟まっているボールを自分のものと確認できたが、そのボールを回収できなかった。
アンプレヤブルで木の真下からプレーを続けることができるか?
<ルール>
ボールがペナルティーエリア内にあるときを除いて、プレーヤーはコース上のどこででも、自分のボールをアンプレヤブルとみなすことができる。
ただし、
自分のボールか識別できない場合は、ロストボール(紛失球)となる。
【処置(措置)】
アンプレヤブル宣言をして木の真下からプレーを続けたいのであれば、
1ペナルティ(1罰打)を払い、木の上にある自分のボールの真下の地点からホールに近づかない2クラブレングス以内の場所に、別のボールをドロップすることができる。
または、
1ペナルティ(1罰打)を払い、ホールとボールを結んだ後方延長線上に別のボールをドロップしてプレーすることができる。
または、
1ペナルティ(1罰打)を払い、最後にプレーした場所(今回はティーグラウンド)に戻って別のボールでプレーすることもできる。
ティーグラウンドを選んだ場合、ティーアップして打つことができる。
1ペナルティ(1罰打)または、ノーペナルティ(無罰)
<状況>
打球が木の枝にひっかかったが、高いので識別できず、木を揺すって落とした。
<ルール>
「自分のボールならアンプレヤブルする」という条件付宣言をしてボールを落としたのであれば、ボールを動かしたことによる罰は付かない。
自分のゴルフボールか識別できない場合は、ロストボール(紛失球)となる。
木の枝にボールが乗っていても、そのまま打てる状態ならば、打つこともできる。
【処置(措置)】
今回の例では、条件宣言をしていないようなので、まずは、ボールを動かしたことに対する罰(1罰打)を加える。
さらに、ボールを元の位置に戻したとしても打つことができない状態だったので、木を揺すって落としたわけなので、アンプレヤブル宣言をして、その処置に従いプレーを続ける。
「もし、自分のボールならアンプレヤブルとする」ということを条件付宣言しておけば、ボールを動かしたことに対する罰は免れることができる。
1ペナルティ(1罰打)
<状況>
素振りをしてからアドレスしようとしたら、素振りでヘッドが触れてボールが動いた。
<ルール>
インプレーのボールをプレーヤーが動かした場合は1罰打でリプレース。
ジェネラルエリアではなく、ティーイングエリア内にティーアップされているボールが素振りで動いても罰はない。
【処置(措置)】
1罰打を加え、元の位置に戻して(リプレースして)プレーを続ける。
この場合、
打つ意思のない練習スイングのため、ストロークとしての1打はカウントされないが、ボールを動かしたことにより1罰打が付加される。
また、
ゴルフクラブがボールに触れていないのに動いた場合は、その素振りの影響でボールが動いたと考えられるなら、同様に1罰打を加えてリプレースする。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
ボールにアドレスし、ワッグルしていたらわずかにヘッドがボールに触れて、ボールが少し動いて元に戻った。
<ルール>
動いたボールが元の位置に戻った場合は、動いたことにならない。
また、揺れている球は “動いていない” ので、揺れている球にストロークを行うことについて罰はない。
通常、ボールに触れることはできないのだが、アドレスした時だけは例外として、触れるだけなら罰はない。
【処置(措置)】
無罰で、そのままプレー。
HDTV などでボールが動いたことが確認できても、裸眼で合理的に それを認識することができないようなものであれば ルール上の裁定は ボールが動いたことにはならない。(2014年ルール改訂)
空振りの1ストロークに、ボールを動かしてしまったことに対する1ペナルティ(1罰打)が加わる
<状況>
力んで空振りしたが、それを戻す時点で、ヘッドがボールに当たってしまい、ボールが後方に転がった。
<ルール>
ストロークではないスイングでボールを動かした場合は、1罰打でリプレースしなければならない。
なお、球をリプレースしなければならないのにリプレースしなかったことに対しての罰の追加はない。
【処置(措置)】
空振りの1ストロークに、ボールを動かしてしまったことに対する1罰打を加え、リプレースしてプレー。
ノーペナルティ(無罰) または、 1ペナルティ(1罰打)
<状況>
アドレスしてバックスイングをはじめたら、ボールが動いたのでスイングをやめた。
<ルール>(2014年 ルール改正)
プレーヤーがストロークを始めた後や、ストロークのためにクラブを後方へ動かした直後に球が動き始めた場合には罰はない。
しかし、
プレーヤーが球の動く原因となった場合は、プレーヤーは1打の罰を受ける。
【処置(措置)】
プレーヤーサイドに原因がなければ、罰なしに新しい位置からプレーしなければならない。
プレーヤーが球の動く原因となった場合は、1罰打を加え、元の位置にリプレースしてプレーを続ける。
アドレスした後かどうかは関係なく、インプレーの球が動かされた場合、
プレーヤーサイドに原因がなければ、罰なしに新しい位置からプレーしなければならない。
プレーヤーサイドに原因があれば、1打の罰を受けてリプレース。
この処置を間違えると2罰打(誤所からのプレー)になるので注意!
ノーペナルティ(無罰) または、 1ペナルティ(1罰打)
<状況>
アドレスしてスイングを始動し、ボールが動いたのは気がついたが止められず、そのまま打った。
<ルール>
バックスイングを始めたあとに動き始めたボールを打っても罰はない。
しかし、
プレーヤーが球の動く原因となった場合は、プレーヤーは1打の罰を受ける。
【処置(措置)】
プレーヤーに球の動く原因がなければ、罰なしにそのままプレー。
プレーヤーが球の動く原因となった場合は、ボールが動いたことに対する1罰打を加え、そのままプレー。
この場合、リプレースして打ち直す必要はない。
スイングを始めてから動いたボールに関しては、例外となっている。
1ペナルティ(1罰打)
<状況>
ボールが斜面にかろうじて止まっていた。
アドレスした瞬間、ラフの芝を揺らしたせいか、ボールがコロがり始め、結局ОB区域に入ってしまった。
<ルール>
アドレスした後かどうかは関係なく、
プレーヤーの止まっているインプレーの球が動かされた場合、プレーヤーサイドに原因があればプレーヤーは1打の罰を受けてリプレース。
ただし、
プレーヤー自身がそのボールを動かす原因となっていないことが明らかな場合は 、ボールが止まった所から無罰でプレーを続行。(2012年改訂)
【処置(措置)】
1罰打を加え、リプレースして元の位置からプレー。
このケースでは、プレーヤーがアドレスしたときの芝の揺れが原因でボールが動いたようなので、プレーヤーは1罰打。
そして、
ボールはОBではなく、元の位置にリプレースしなければならない。
なお、
アドレス前であっても、プレーヤーがボールに近づいた際に、芝を揺らしたことが原因でボールが動いた場合も、やはり1罰打でリプレースとなる。
もし、
プレーヤー自身がそのボールを動かす原因となっていないことが明らかな場合は 、ボールが止まった所からプレーしなければならないので、ОBの措置をとることになる。
ノーペナルティ(無罰) または、 1ペナルティ(1罰打)
<状況>
深いラフで、ボールが浮いた状態になっていた。
アドレスしたらボールが沈んだが、位置は動いていないと思う。
<ルール>
アドレスした後かどうかは関係なく、
プレーヤーの止まっているインプレーの球が動かされた場合、プレーヤーサイドに原因があればプレーヤーは1打の罰を受けてリプレース。
ただし、
プレーヤー自身がそのボールを動かす原因となっていないことが明らかな場合は 、ボールが止まった所から無罰でプレーを続行。(2012年改訂)
ボールを動かすことについては、前後左右だけではなく、上下についても含まれる。
【処置(措置)】
プレーヤーに球の動く原因がなければ、罰なしにそのままプレー。
プレーヤーが球の動く原因となった場合は、ボールが動いたことに対する1罰打を加え、元の位置にリプレース。
プレーヤーが原因でボールが上下に動き、元の位置へのリプレースが困難であった場合、元の状態に最も近いように復元してプレーしなければならない。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
アドレスしようとした瞬間、風が吹いてボールが動き、バンカーに入ってしまった。
<ルール>
風や水によってボールが動かされた場合は、あるがままにプレーする。
【処置(措置)】
ボールが動いて止まった場所から、罰無しに次のプレーをする。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
グリーン周りからアプローチした時、ボールのかなり手前を打ってしまいダフッた。
クラブはボールに当たらなかったが、その勢いでボールが前方に動き、フォロースルーの最中に動いているボールにクラブが当たった。
罰は付くのか?
<ルール>2019年ルール改訂
プレーヤーのクラブが偶然、1ストローク中に2回以上ボールに当たっても罰はない。
仮に、1回のストロークで偶然、クラブが3回ボールに当たってもノーペナルティ(無罰)。
【処置(措置)】
無罰で2度打ちされたボールが止まったところからプレーを続ける。
[改訂前(2018年まで)のルール]
プレーヤーのクラブが1ストローク中に2回以上ボールに当たった場合、プレーヤーはそのストロークをカウントし、それに1打の罰を加えて合計2ストロークとしなければならない。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
ラフに浮いていたボールを打ったら、クラブヘッドにボールがもう一度当たってしまった。
<ルール>2019年ルール改訂
1回のストロークで偶然、クラブが2回以上ボールに当たっても罰はない。
仮に、1回のストロークで偶然、クラブが3回ボールに当たってもノーペナルティ(無罰)。
【処置(措置)】
無罰で2度打ちされたボールが止まったところからプレーを続ける。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
木の間を抜いて打とうとしたら、その木に当たってはね返り、自分の体に当たってしまった。
<ルール>2019年ルール改訂
パッティンググリーン以外から打ったボールが偶然、自分のキャディ、携帯品や用具、同伴競技者との共有物(カートなど)に当たったり、ボールが跳ね返ってプレーヤー自身に当たったりしても罰はない。
【処置(措置)】
無罰で、ボールが止まった所からプレーを続ける。
パッティンググリーン上で人や動物、動いているボールに当たった場合は、ストロークを取り消して元の場所にボールをリプレースして打ち直しです。
また、パッティンググリーン上で他のボールが止まっているときにパッティングをして当たった場合は、プレーヤーに2罰打が付きます。
[改訂前(2018年まで)のルール]
自分の体にボールが当たった場合は1罰打が付加される。
自分のキャディー、ゴルフクラブ、携帯品にボールが当たっても同じ反則。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
打球がシャンクして、人(同伴競技者)に当たってしまった。
<ルール>
他のプレーヤーに当たっても罰はない。
同伴競技者は局外者であるため、それに対するペナルティーはない。
「同伴競技者のボールに当たってしまった場合」は、当てた側のボールは止まった所から(無罰)。
当てられた側のボールは元に戻してプレーを続ける。
【処置(措置)】
ボールが止まった所から、無罰でそのままプレー。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
自分の打球が他人のボールに当たってしまった。
<ルール>
ストロークされて動いているプレーヤーの球が、インプレーの止まっている他の球に当たって方向を変えられたり止められた場合、プレーヤーは自分の球をあるがままの状態でプレーしなければならない。
他人のボールに当たってしまった場合は、当てた側のボールは無罰で止まった所から。
当てられた側のボールは元に戻してプレーを続ける。
ただし、
ストロークプレーでは、ストロークをする前に両方の球がパッティンググリーン上にあったときは当てた競技者が2打の罰を受けるが、そうでなければ罰はない。
【処置(措置)】
ボールが止まった所から、無罰でそのままプレー。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
ボールの真後ろの土が少し盛り上がっていたので、踏み固めて打ちやすくした。
<ルール>
ボールのまわりの状況を改善するような行為は反則となる。
ティーショット以外で、ボールの後ろを踏みつけたり、クラブヘッドでトントンと叩いたり、ソールすることで芝を押さえたり、ということはすべて「ライの改善」とみなされ2罰打となる。
【処置(措置)】
ライの改善の罰(2罰打)を加え、そのままプレー。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
打球が斜面に止まり、スタンスがとれず不安定だったので、足場を作ってからショットした。
<ルール>
ボールのまわりだけでなく、スタンスの場所を作ることもルール違反となる。
【処置(措置)】
2罰打を加え、そのままプレー。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
ドロップしなければならない場所が深いラフだったので、踏みしめてならしてからドロップした。
<ルール>
ドロップ場所をあらかじめ踏みならしておくと、ドロップするべき区域の改善になる。
【処置(措置)】
2罰打を加えて、そこにドロップしたボールでそのままプレーを続ける。
この場合、ドロップするべき区域の改善をした時点でペナルティーなので、そこへドロップすれば良い。
プレーヤーAさんのボールはサブグリーン(予備グリーン)上にあった。
Aさんは救済を受けるためにリファレンスポイント(旧称 ニヤレストポイント)を決める時に、スタンスもサブグリーンにかからないように決めたが、同伴競技者Bさんに「スタンスは関係なくボールだけがサブグリーンから救済を受けられる所がリファレンスポイントだ」と言われた。
どちらのリファレンスポイントが正しいのか?
Aさんが正解
<ルール>
目的外グリーン(サブグリーン)に球があるときだけではなく、
スタンスや意図するスイングの区域が目的外グリーンに掛る場合でも、
必ず無罰での救済を受けなければならない。
<ルール説明動画を参照>
【ゴルフ】目的外グリーンにおける正しい対応は?西郷真央のシーンを解説!|JLPGA 5-MINUTE RULES
AとB、ともに 2ペナルティ(2罰打)
<状況>
プレーヤーAとBは同伴競技者としてゴルフコンペに参加していた。
あるホールで、BがAにダウンスイングがアウトサイドから降りてきていると告げた。
するとAはBにどうすればスライスしないかを教えてほしいと告げ、教えてもらった。
AとBに罰はつくのか。
<ルール>
AとB、ともにアドバイスの違反となる。
[アドバイス]
アドバイスとは、プレーヤーのプレー上の決断や、クラブの選択、ストロークの方法に影響を与えるような助言や示唆をいう。
【処置(措置)】
このホール、AとB、ともに 2ペナルティ(2罰打)付加でプレーを続ける。
正規のラウンド中、プレーヤーは次のことをしてはならない。
無罰での救済はできない
<状況>
ボールは林の中にあり状態は悪いがプレーできる状態だった。
周りを見渡すとそこには「マムシに注意」という看板があったので、無罰で救済を受けたいのだが。
ボールの近くにマムシがいるわけでもなく、たまたま「マムシに注意」や「〇〇に注意」といった看板があるだけでは無罰の救済は受けられない。
どうしても怖くてそのままプレーできないのであれば、無罰での救済はできないが、アンプレヤブルすることはできる。
注意を促す看板があるなしにかかわらず、ボールのすぐ近くに蜂の巣があったり、マムシやガラガラヘビがいてプレーするには危険な状態であった場合は、無罰で救済が受けられる。
こういったケースでの救済措置(処置)[ 救済方法 ]
また、
ボールがバンカー内にある場合で、プレーヤーがバンカー内にボールをドロップすることが不可能な場合、プレーヤーは1打の罰のもとに、ボールのあった箇所とホールを結ぶ線上で、そのバンカーの後方にその球をドロップすることができる。
ボールがパッティンググリーン上にある場合、プレーヤーは、罰なしに、危険がなくなり、ストロークを行うことができる所で、ホールに近づかない最も近い箇所で、バンカーではない箇所にボールをプレースすることができる。
2ペナルティ(2罰打) または、競技失格
<状況>
ボールはグリーン横にある池の手前ギリギリのところに止まっていた。
アプローチしたところ、ボールの手前を打ち、ボールは斜面を転がり落ち、アプローチした場所よりも後ろにある池に入りそうになったので慌ててそのボールをクラブで止めた。
罰は付くのか。
<ルール>
ボールを意図的に止めてしまった場合、ボールの動きに影響を及ぼす、あるいは物理的条件を変える違反となる。
また、その委員会の判断となるが、プレーヤーが著しく利益を得たと判断された場合は競技失格となるケースもある。
【処置(措置)】
2ペナルティ(2罰打)を受けて、そのボールは止まった場所からプレーしなければならない。
または、委員会が重大な違反と判断した時は、競技失格となる場合もある。
1回目なら2ペナルティ(2罰打) 2回目からは競技失格
<状況>
ラウンド中にゴルフスイング練習用の器具であるバットで素振りをしてスイングチェックしていた。
それを見た同伴競技者から、ラウンド中に練習器具で練習をしたら罰がつくと言われた。
罰は付くのか。
<ルール>(2016年 ルール改正)
ラウンド中に練習器具で練習をしたら罰がつく。
ラウンド中とは、ハーフの待ち時間も含む。
【処置(措置)】
1回目なら2ペナルティ(2罰打)。
2回目なら競技失格。
ラウンド中、
「通常の携帯品」として扱われる普通の傘で素振りをしても罰がつくことは無い。
しかし、
練習器具は「異常な携帯品」として扱われる。
異常な携帯品として扱われる練習器具であるバットで素振りをしてしまうと罰がつく。
たとえば、
1回目をハーフの待ち時間中に使用して誰も気づかず、11番ホールでも使用し、11番ホールで問題が発覚した場合、11番ホールの違反は2回目とカウントされ、その時点で競技失格となる。
〔2016年のルール改正について〕
2015年までは1回でも使用してしまえば競技失格だったが、2016年のルール改訂により1ラウンド中、1回目なら2ペナルティ(2罰打)、2回目からは競技失格と変更になった。
空振りとはならない
<状況>
ラフにある自分のボールを打つためにダウンスイングに入ったところ、近くで大きな音がしたので打つのをやめることにした。
辛うじてクラブはボールに当たらなかったが、クラブは止まらずに、ヘッドはボールの上を通過してしまった。
こんな場合でもストロークしたことになるのか?
<ルール>
ストロークを行ったとは見なされない。
ダウンスイングを自分の意思でやめた時はストロークをしたことにはならない。
「ストローク」とは、ボールを打って動かすという意思を持って行われたクラブの前方への動き(ダウンスイング)をいうが、クラブヘッドがボールに届く前にプレーヤーがダウンスイングを自分の意思で途中でやめた時は、プレーヤーはストロークを行ったことにはならない。
と、ゴルフ定義 54 で書かれている。
【処置(措置)】
ストロークのカウントに入れないで、プレーを続ける
ただし、同伴競技者などから、プレーヤーのスイングを止めるといった意思に疑義が生じた場合には、プレーヤーに不利に解さなければならない(規則裁定集 14/1.5 参照)
スポンサーリンク