Q&A
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ノーペナルティ(無罰)
<状況>
前の組が渋滞しており、後ろの組もまだ来ていなかったので、ホールアウトしたグリーン上で同伴者のパターを借りて練習した。
<ルール>
〈ホールアウトしたグリーン上でパターの練習をしたことについて〉
「ラウンド中の練習」の例外(規則7-2)
プレーヤーは次の場所や その近くでは パッティングやチッピングの練習をすることができるという規定がある。
「最後にプレーしたホールのパッティンググリーン」
「練習パッティンググリーン」
「そのラウンドの次のホールのティーインググラウンド」
ただし、そのことによりプレーを不当に遅らせた場合は違反となり、2罰打が課せられる(規則6-7)
〈同伴競技者のパターを借りて練習をしたことについて〉
「プレーヤーはスコアにカウントされるストロークを行うためにそのパターを使った訳ではない」ので、このケースではパターを借りたことは違反とはならない。
例えば、渋滞して打順を待つティの周辺で、同伴競技者が持っていたウェッジを借りて、軽くアプローチの練習をする、といったことも認められている。
【処置(措置)】
無罰でそのままプレーを続ける。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
自分がピンに一番近いので、同伴競技者がパッティングしている間に、脇でボールを使って練習した。
<ルール>
ホールアウトするまでのプレー中に、練習ストロークはできない。
グリーン上、カラー、その外側であっても全て1ホールのプレー中の練習は違反。
ラウンド中に練習ストロークが許されるのは、ホールとホールの間で、プレーを終えたばかりのグリーン。
さらに、次のホールのティーインググラウンド上やその付近の練習パッティンググリーンで、パッティングやチッピングの練習をする場合に限られる。
【処置(措置)】
2罰打を加え、そのままプレー。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
同伴競技者のプレーが遅く、そのボールが止まる前に自分のボールを打ってしまった。
<ルール>
他のプレーヤーのボールが動いているときにプレーしてはならない。
【処置(措置)】
2罰打を加え、そのままプレー。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
グリーンに乗った同伴競技者のボールより、乗らなかった自分のボールの方がカップに近かったが、外からなので先に打った。
<ルール>
「遠球先打」は原則だが、プレーのスムーズな進行を優先しても良い。
ただし、マッチプレーでは、対戦相手に「やり直しを求める権利」があり、「要求」があれば、そのプレーを取り消して正しい順番で打ち直さなければならない。
【処置(措置)】
無罰で、そのままプレー。
1ペナルティ(1罰打)
<状況>
ボールが、グリーンのカラーの部分に止まっていたので、グリーンの一部だと思い、マークして拾い上げた。
<ルール>
カラーの部分に止まっているボールは拾い上げられない。
ただし、そのボールが他のプレーヤーのボールのすぐ近くだったり、プレー線上にあったりして邪魔な場合には、相手からマークの要求があれば無罰でマークして拾い上げることができる。
【処置(措置)】
1罰打を加え、リプレースしてプレーを続ける。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
ボールがカラーとの境目で止まった。
カラーの芝の上に止まっていたが、グリーンの芝にも触れていたので、拾い上げたのだが・・・。
<ルール>
グリーン面にボールが一部でも触れていれば、グリーン上と認められる。
【処置(措置)】
無罰で、そのままプレー。
1ペナルティ(1罰打)
<状況>
同伴競技者がパッティングしようとしていたので、あわててマークをせずに自分のボールを拾い上げてしまった。
<ルール>
グリーンに乗ったボールを拾い上げる時は、リプレースできるようマークしなければならない。
【処置(措置)】
1罰打を加え、リプレースしてプレーを続ける。
ただし、2019年のルール改訂により、マークする動作中はもちろん、プレーヤーの不注意によってボールやマーカーが偶然に動いてしまった場合でも無罰でリプレースできるようになった。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
「お先に」のパットで、同伴競技者のラインを踏みそうだったので、自分のパットのラインをまたいでタップインした。
<ルール>
このような状況下で、パットの線をまたいでストロークしても罰は無い。
基本的には、自分のパットの線上をまたいでのストロークは規則違反となる。
(ストロークプレーでは「2罰打」、マッチプレーでは「そのホールの負け」)
しかし、2006~2007年のR&A/USGA合同裁定集で、そのような行為が不注意によるものや、他のプレーヤーのパットの線上に立たないようにするものであった場合は、罰は無いという解釈が示された。(2008年に明確化された)
【処置(措置)】
無罰で、そのままプレー。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
短いパットだったので、ビリヤードのキューを持つようにして、ヘッドのソールで突いてカップインさせた。
<ルール>
パターヘッドのどの部分を使っても良いが、正しい打ち方をしなければならない。
ビリヤードのように「押し出した」場合には、「正しい打ち方」とは認められない。
【処置(措置)】
2罰打を加え、リプレースしてプレーを続ける。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
パターが手元に無かったので、カートへ取りに行くよりも進行が早いと思い、持っていたウエッジで打った。
<ルール>
規則上では、必ずパターを使わなければならない、という条項はない。
【処置(措置)】
無罰で、そのままプレー。
2ペナルティ(2罰打)
テンポラリーウォーター(旧 カジュアルウォーター)を勝手に取り除くことはできない。
ストロークプレーでは2罰打がつき、マッチプレーではそのホールの負けとなる。
<状況>
突然の大雨でグリーン上にテンポラリーウォーターができていた。
ショートパットを打つ前にホールカップにたまっていた水を少し取り除いたのだが、同伴競技者に罰がつくと言われたが、ホールのふちには触れていないので罰はつかないと思うのだが。
ホールカップに触れないように水をすくい出したと主張しても、ホールカップ内の水を取り除くことによって、プレーの線の改善を禁止している規則に違反していることになる。
ノーペナルティ(無罰)で、テンポラリーウォーター(旧 カジュアルウォーター)の救済を受けられる
<状況>
グリーン上で、パットの線上に水たまりがあった。
テンポラリーウォーターの救済を受けたいのだが・・・。
<ルール>
グリーン上に水たまりがある場合は、その部分の影響を受けない場所を選んで救済を受けられる。
グリーン上に水溜まりが広がっている場合は、最大限の救済が受けられる場所にプレースすることができる。
【処置(措置)】
無罰で、水たまりの影響を避けられる位置にプレースしてプレー。
この場合、グリーンの外となっても良い。
バンカー以外の所で、プレーヤーのパットの線上に水溜まりがかからず、ホールに近づかない場所で、元の位置に最も近い所にプレースできる。
グリーンの外のジェネラルエリアになった場合でも、球はドロップではなく、プレースしなければならない。
また、「完全な救済のリファレンスポイント(旧称 ニヤレストポイント)」がない場合、プレーヤーは最大限の救済を受けられるポイントにプレースすることができます。
<参照>
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
パットのライン上に水溜まりがあった。
ボールの転がりに影響があるので、タオルで拭き取ってからパッティングした。
<ルール>
パットの線上の水溜まりを拭き取ることはできない。
しかし、グリーン上に水たまりがある場合は、その部分の影響を受けない場所を選んで最大限の救済(グリーン上のテンポラリーウォーター(旧 カジュアルウォーター)からの救済)が受けられる。
【処置(措置)】
2罰打を加え、そのままプレーを続ける。
このような状況では、グリーン上のテンポラリーウォーターからの救済を受けてプレーするべきだった。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
冬場のグリー面に、まだ霜が残っていた。
パットのライン上にあったので取り除いてから打った。
<ルール>
霜と露は、テンポラリーウォーターでもルースインペディメントでもないため、救済は受けられない。
【処置(措置)】
2罰打を加え、そのままプレーを続ける。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
パットのライン上に1本、刈り残しの芝の葉が生えていた。
邪魔なので、それを引き抜いてからパッティングした。
<ルール>
パットの線上の草の葉などを引き抜くことはできない。
葉を引き抜いたり、踏みつけてならすことは認められない。
【処置(措置)】
2罰打を加え、そのままプレーを続ける。
1ペナルティ(1罰打)
<状況>
グリーンに乗ったボールが手のひらサイズの大きな葉っぱの上に乗っていた。
これでは正確にマークできないと思い、ボールを拾い上げ、葉っぱも取り除いてからマークした。
このやり方では、グリーンにマークがない状態が出来てしまったので、罰を逃れることはできない。
<ルール>
球を拾い上げる場合は、拾い上げる前にその球の位置をマークしなければならない。
マークしなかったときは、プレーヤーは1打の罰を受け、その球はリプレースされなければならない。
【処置(措置)】
1罰打を加え、リプレースしてそのままプレーを続ける。
葉っぱを取り除かないで、葉っぱの真下にマークする。
その際、ボールが動いても無罰で元の位置にリプレースできる。
次のような状況で、プレーヤーが偶然に自分の球を動かしても、規則上罰はない。
パッティンググリーン上のルースインペディメントを取り除く際にボールが動いても無罰でボールをリプレースすることができる
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
パー3のショートホールでプレー進行の理由から後ろの組にティーショットをしてもらったところ1人のボールだけがグリーンに乗った。
プレーを再開してパットしたら、後ろの組がオンしたボールに当たってしまった。
罰はつくのか?
<ルール>
ストロークプレーでは、ストロークをする前に両方のボールがグリーン上にあったときは、当てたプレーヤーが2打の罰を受ける。
グリーン上では、たとえ後ろの組のボールであっても罰はつく。
マッチプレーでは、だれにも罰はない。
【処置(措置)】
2ペナルティ(2罰打)を加え、当たって止まったところから、そのままプレーを続ける。
後ろの組のボールが邪魔になるようだったら、後ろの組にボールをマークすることを伝え、マークしておいた方が無難。
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