Q&A
ティーイングエリア(旧ティーグランド)のルール<Q&A>
それぞれの項目をクリック(またはタップ)すると答えが出ます。
競技失格
<状況>
道路が混んでいてスタートの時間に間に合いませんでしたが、ペナルティーは?
<ルール>
スタート時間に遅れた場合、公式の競技では競技失格。
ただし、
スタート時間から5分以内にプレーできる状態でスタート地点に到着していたならば、マッチ・プレーでは最初のホールの負け、ストローク・プレーでは第1ホールについて2罰打付加。(2012年改訂)
競技失格
<状況>
グリップに滑り止めのテープを巻いてプレーしましたが、これってダメなの?
<ルール>
公式の競技の場合は、競技失格。
すべり止めに粘着テープなどを巻きつけてプレーすることはルール違反!
ただし、まめの保護など、医療上の理由で粘着テープを使うことは、反則にならない。
また、ハンカチやタオルを普通に巻きつけることや、滑り止めスプレー、パウダーなどの使用は許されている。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
自分のバッグになぜか同伴者のウェッジが入っていた。
たまたま同じようなクラブだったので気づかずに使用してしまった。
<ルール>
同伴者競技者(他人)のクラブは使用できない。
2ホール以上で使用した場合は、4罰打。
ただし、1ラウンドに付き最高4罰打。
【処置(措置)】
罰打を加えて、そのままプレーを続ける。
自分のクラブでやり直す必要はない。
2ペナルティ(2罰打)もしくは 4ペナルティ(4罰打)
<状況>
昨日練習場で試し打ちをしていたウェッジを抜くのを忘れてクラブを15本入れたままスタートしてしまった。
【処置(措置)とルール】
不使用宣言をしてプレーを続ける。
キャディバッグに入れても良いゴルフクラブは14本まで。
仮に、スタートホールでクラブの本数超過を発見した場合は2罰打となり、2番ホールのティーショット後だった場合は、1番と2番ホールに対して各2罰打が付加される。
ただし、1ラウンドに付き最高4罰打。
2ペナルティ(2罰打)もしくは 4ペナルティ(4罰打)
スタート前に不使用宣言するという選択肢はない。
そもそも、14本を超えるクラブを持って正規のラウンドを スタートしてはならないと定めている。
従って、14本を超える場合はスタート後に使用しないクラブがどれかを不使用宣言しなければならない訳で、それが 1ホール目でなされれば 2罰打、それ以降であれば 4罰打となる。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
バックティーから打つべきところを、別のティーをバックティーと間違えて打ってしまった。
【処置(措置)とルール】
正しいティー区域内に再ティーアップして打ち直し。
やり直しのティーショットは第3打となる。
レギュラーティーから打つべきショットをバックティーで打っても罰と処置は同じ。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
ティーグラウンドが荒れていたので、後方ならいいと思いティーマーカーから5メートル下がって打った。
【処置(措置)とルール】
正しいティー区域内に再ティーアップして打ち直し。
2クラブレングスは最も長いドライバーの長さが45インチ程度なので、通常約2.3メートル程度となり、5メートル後方は区域外となる。
ボールが2クラブレングス以内の後方であれば、スタンスは外でもかまわない。
2ペナルティ(2罰打)
<状況>
同じティーグラウンドに2ケ所のティーマーカーがあり、よく確認せずに間違った色のティーから打ってしまった。
しかも、その打球がOB区域に入ってしまった。
【処置(措置)とルール】
正しいティー区域内に再ティーアップして打ち直し。
OBのペナルティーは加わらず、第3打として打ち直し。
1ホール2ペナルティ(2罰打)
<状況>
競技ゴルフに、誤ってプライベートゴルフで使用していた高反発の「ルール不適合クラブ」を持ち込んでしまった。
<ルール>
使用したかどうかにかかわらず、1ホールにつき2罰打。
ただし、1ラウンド最高4罰打。
【処置(措置)】
罰打を加え、不使用宣言をしてプレーを続ける。
また、「不使用宣言」をしないと競技失格(2008年改定)
1ペナルティ(1罰打)
<状況>
ティーショットを空振りしたのだが、ボールが動いてしまった。
ティーグラウンド内だからいいと思い、またティーアップしてしまった。
【処置(措置)とルール】
1ペナで、元の位置にリプレースして第3打としてプレーする。
インプレーのボールを動かした(ティーアップした)ことによる1罰打となる。
空振りして動いたボールを、またティーアップして打ってしまった場合は、第3打としてインプレーの球になる。(これは 規則 18-2 に優先する)
1ペナルティ(1罰打)
黙って打った時点で、初めの(1球目の)ボールは紛失球となる。
<状況>
ティーショットがOB区域に入ったかもしれないので、暫定球のつもりで、黙って もう1球打ってしまった。
【ルールと処置(措置)】
第3打を打ったことになり、打ち直したボールでそのままプレーを続ける。
暫定球の宣言を怠ると、初めのボールが見つかっても(セーフであっても)紛失したとみなされ、打ち直したボールでプレーを続けなければならない。
したがって、最初のストロークと1罰打を加え、第3打を打ったことになる。
1球目が完全にOBならば黙って打っても「もう1球打ちます」でも良いが、セーフかもしれないと思う場合は「もう1球打ちます」ではなく、「暫定球を打ちます」と宣言すること。
暫定球は何度打っても良い
暫定球は何度打っても良いが、何球目であるかをはっきり判別できるようにしておくこと。
<状況>
最初のティーショットがOB区域に入ったかもしれないので暫定球を打った。
しかし、その暫定球をまた同じような所へ打ってしまった。
なので、もう一度暫定球を打った。
【処置(措置)とルール】
最初の球がセーフの場合は次打を2打目としてプレーを続ける。
最初のティーショットの他に、暫定球を2回打ち、最初のティーショットと暫定球の1回目がOB(または紛失球)の場合は、2回目の暫定球が5打目になるので、次打6打目としてプレーを続ける。
OBは「1罰打」
(ティーイングエリアでの状況)
OBを1回打ったら、次打は第3打目となる
打った数「1」+「1罰打」=2
次打は第3打目
(ティーイングエリアでの状況)
OBを2回打ったら、次打は第5打目となる
打った数「2」+「1罰打」+「1罰打」=4
次打は第5打目
(ティーイングエリアでの状況)
OBを3回打ったら、次打は第7打目となる
打った数「3」+「1罰打」+「1罰打」+「1罰打」=6
次打は第7打目
OBを2回、3回と連発すると次が何打目か分からなくなるが、OBを打った回数に「それぞれ1罰打を加える」だけのこと。
よく「OBを打ったら、後からスコアに2打足せばいい」と言われることがあるが、これが「OB=2罰打」という思い込みの原因になっている。
しかし、スコア自体は間違いではない。
スムーズな進行のために
(正式な競技以外)
OBや紛失球の場合には、特設ティーから「4打目」として打てる「プレーイング4」や、同等のローカルルール「前進4打」(OBになったと思われる地点の近くのフェアウェイから4打目として打てる)を積極的に活用するようにしましょう。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
ティーグラウンドで順番を間違えて打ってしまった。
【処置(措置)とルール】
そのままプレー。
やり直しをすると3打目となる。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
混んでいたのでティーイングエリアの近くでパットの練習をした。
<ルール>
不当にプレーを遅らせない限り、パッティングなどの練習は許される。
ホールとホールの間で練習することが許されているのは、ホールアウトしたグリーン上と、次のホールのティーイングエリア、練習パッティンググリーン上か、それらの近くでのパッティングやチッピングの練習のみ。
Aにも Bにも 2罰打(2ペナルティ)が付く
<状況>
パー3のショートホールで、先にプレーしたプレーヤーAのボールはグリーンに乗った。
それを見ていたプレーヤーBが、Aに何番アイアンで打ったのかを聞いたところ、Aは7番アイアンで打ったと答えたのでBも同じ7番アイアンで打った。
アドバイスの違反となるが、この場合、誰に罰がつくのか。
<ルール>
プレーヤーは自分のキャディー以外の人にアドバイスを求めたり、そのコース上でその競技に参加している人にアドバイスを与えることを禁止している。
ただし、ルール(規則)についての情報や、ペナルティーエリアやOBなどコースレイアウトや距離、また自分の球とホールまでの距離、グリーンの旗竿の位置などは「周知のこと」とされ、これを教えあってもアドバイスとはみなされず、罰はない。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
初めてのコースなので同伴競技者に池やOBの場所を聞いた。
<ルール>
バンカーまでの距離などは聞いてもペナルティーにならない。
ペナルティーエリアやOBなどコースレイアウトや距離、また自分の球とホールまでの距離、グリーンの旗竿の位置などは「周知のこと」とされ、これを教えあってもアドバイスとはみなされず、罰はない。
また、ルール(規則)についての情報もアドバイスとはならない。
アドバイスとなるのは、プレー上の決断やクラブの選択、ストロークの方法に影響を与えるようなことである。
なお、アドバイスを受けてもいいのは、自分のキャディー、自分のパートナーとそのキャディー。
(パートナー = 共同でプレーする相手であり、同伴競技者のことではない)
同伴競技者やそのキャディーからアドバイスは受けられない。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
クラブ競技のショートホールで、共用のキャディーに同伴競技者の使用クラブを聞いた。
<ルール>
共用のキャディーは、自分のキャディーと同じ。
あらゆる情報を求めることができる。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
ティーグラウンドで打ったボールが、クラブヘッドの先端でかすってティーマーカーのそばに止まった。
【ルールと処置(措置)】
そのままプレー。
また、ティーマーカーは最初のストロークの時点では固定物とみなされ、それを動かしてはならないが、2打目以降でのティーマーカーは「動かせる障害物」なので、抜いて良い。
ただし、1打目がティーインググラウンドに止まったからといって、そこから再びティーアップして次打をプレーして良いという規則はない。
決められているティーマーカーの位置を勝手に変えると、競技失格。
ただし、
いったん動かしたとしても、プレーヤーを含む同伴競技者がまだティーショットをしておらず、誰もが打つ前に元の位置に戻された場合には、罰は軽減され2罰打。
つまづいたり、意図せずにティーマーカーを動かしてしまった場合は罰はない。
元に戻しておけば良い。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
打ちたい場所のティーグラウンドが荒れていたので、ティーアップしたボールの後の芝を踏んでならした。
<ルール>
ティーインググラウンドでは地面のでこぼこや芝を均しても良い。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
打つつもりがなく、ティーアップしたボールのそばで素振りをしたら、かすってボールが動いてしまった。
<ルール>
ストロークしてから始まる「インプレー」前にボールがクラブに当たった場合は元に戻せばよい。
打つつもりがなく、素振りでティーアップしたボールがクラブに当たった場合は、1ヤードだろうが 50ヤードだろうが、ボールが動いた距離に関係なく 無罰で元に戻せばよい。
【処置(措置)】
元通りティーアップしてやり直し。
また、インプレー前なので、別のボールに取り替えることもできる。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
ティーアップしたボールを空振りしたが、ティーのボールはそのままだったのでやり直した。
【ルールと処置(措置)】
ノーペナだが、次打を2打目としてプレーする
素振りとは違い、空振りならば立派なストローク。
罰はないが、1打としてカウントする。
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
雨天なので、グリップに滑り止めスプレーをした。
<ルール>
グリップへの滑り止めスプレーやパウダーなどは使用を認められている。
ただし、すべり止めに粘着テープなどを巻きつけてプレーすることはルール違反!
ノーペナルティ(無罰)
<状況>
スタートの前にクラブのヘッドにバランス調整用の鉛板を貼った。
【処置(措置)とルール】
スタート前なので、無罰でプレー。
ラウンド中に鉛を貼ったり、はがしたりしたクラブを使うと競技失格!。
ただし、プレー中に鉛がはがれてしまった場合は、元の位置に戻すことができる。
ゴルフルール ティーイングエリア【動画】
動画は8分25秒ですが、ティーイングエリアのルールは「2分50秒」位からです。
この動画では、旧称の「ティーグラウンド」で説明していますが、ルールそのものは現在と同じです。
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