JGA 日本ゴルフ協会
【2019年規則解説I:ペナルティーエリア】
新しい規則では、ウォーターハザードはペナルティーエリアに代わります。
ウォーターハザードは水域にしか設定できませんでしたが、ペナルティーエリアは水域ではない場所でも、球を捜索することが困難であったり、球をあるがままにプレーすることが困難なブッシュや密林などにも設定することができます。
ペナルティーエリアには現在のウォーターハザード、ラテラル・ウォーターハザードに類似した1罰打の救済処置が認められています。
委員会はペナルティーエリアを設定する場合、そのコースの設計者の意図、ホールの戦略性、他のエリアとの整合性などを考慮して決定する必要があります。
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『JGA 日本ゴルフ協会』Facebookページより引用
黄杭、または黄色のラインで囲まれたエリア(区域)のこと
「旧称 ウォーターハザード」のこと。
新ルールでは、以下の動画に出てくる、ウォーターハザードは「イエローペナルティーエリア」に、また、ラテラルウォーターハザードは「レッドペナルティーエリア」に名称が変更されています。
コース内の「池、湖、川、溝、排水溝」など、黄色の杭で示されたエリア(区域)。
※水の有無に関わらず、黄色杭で示された区域の内側はイエローペナルティーエリア内。
イエローペナルティーエリアに入ったボールは「そのまま打つことができる」が、救済を受けることもできる。
次の3つの方法からプレーを選択することができる。
1、そのまま打つ(無罰)
2、最後にプレーした場所に戻る
1ペナルティ(1罰打)を加えて
3、イエローペナルティーエリアの限界を横切った地点とホールを結んだ後方線上にドロップ
1ペナルティ(1罰打)を加えて
【動画】
ゴルフルール
1分で分かるゴルフルール|ペナルティーエリア|2023年版
赤杭、または赤のラインで囲まれたエリア(区域)のこと
「旧称 ラテラルウォーターハザード」のこと。
池や川の他に、崖や岩、砂漠、ブッシュなど、プレーが困難と思われるエリアもレッドペナルティーエリアに指定されることもあり、赤い杭や赤いラインで限界を示されているエリア(区域)。
水の有無に関わらず、赤色杭や赤色ラインで示された区域の内側はレッドペナルティーエリア内。
【動画】
ゴルフルール
【2023ゴルフ新ルール】をどこよりも分かりやすく解説
(開始後3分位から説明が始まります)
JGA 日本ゴルフ協会
【2019年規則解説J:ペナルティーエリア内の球をプレー】
球がペナルティーエリアの中にある場合、その球を罰なしにあるがままにプレーすることができます。
その場合、ジェネラルエリアと同様の規則に基づいてプレーすることができます。例えば、
・ルースインペディメントを取り除くことができます。
・クラブを地面につけることができます。
・練習スイングをするときにクラブを地面につけることができます。
ただし、次の救済処置を受けることはできません。
・アンプレヤブルの処置
・球が地面にくい込んだ場合の救済
・異常なコース状態からの救済
☆「異常なコース状態」とは修理地、動物の穴、一時的な水、そして、動かせない障害物を意味します。
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『JGA 日本ゴルフ協会』Facebookページより引用
ボールが「ペナルティーエリア(池や川)に入ったかもしれない」と言う理由だけでは『暫定球』は打てない。
暫定球を打っておくことができるのは「OBかロストボール(紛失球)」の可能性がある場合のみ。
レッドペナルティーエリアに入ったボールは「そのまま打つことができる」が、救済を受けることもできる。
レッドペナルティーエリアでは、イエローペナルティーエリアの処置がとれるほか、次の処置も選ぶことができる。
・レッドペナルティーエリアの限界線から2クラブレングス以内にドロップ
1ペナルティ(1罰打)を加えて、レッドペナルティーエリアの限界線を最後に横切った地点を基点とし、そこからホールに近づかない2クラブレングス以内にドロップする。
【動画】
ゴルフルール
レッドペナルティーエリア
(赤杭)からの救済方法(救済処置)
※上記動画の説明の補足
2023年のルール改訂によって、後方線上の任意の場所にドロップする場合に基点をマークしなくても良いし、ドロップしたボールがホールに近づいても1クラブレングス以内であれば OK になった。
また、後方線上でない所にドロップすることは出来なくなった。
【動画】
ゴルフルール
カート道の上に赤線?レッドペナルティーエリアでの少し複雑な処置の仕方
(15分21秒)
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